成功を収めているFXトレーダーに共通する3つの秘訣

by Forexware Team

Thu Feb 23, 2017


筆者は、FX業界に携わって30年以上になります。主に米国を拠点とする大手商業銀行でトレードやリスクマネジメント部門を担当してきました。そこでの経験を通して気づいたことがあります。それは、トレーダーとして成功を収めるために必要な資質についてです。

成功しているトレーダーには、ある一定の共通点がありました。そこで、今回は、敏腕トレーダーとして長いキャリア人生を築くために求められる3つの資質についてお話したいと思います。

1. 己を知る

 

まず第一に自分自身について、そして自分の取引スタイルについて熟知することが不可欠です。私自身、その重要性に気づくまでに時間を要しました。取引スタイルには、大きく分けて3つのタイプがあります。
25で買って26で売る、30で買って31で売るといったような取引を1日に大量に行い僅かな利幅を狙う短期トレーダーか?
1.1400で買って1.1600で売り、1.1500で売って1.1200で買い戻すといったように取引頻度を低くすることで1回の取引からより大きい利益を狙う中期トレーダーか?
もしくは、1月に買って6月まで売らないといった、大きな変動のチャンスを狙う投資家寄りの長期トレーダーか?
この3つのうち、あなたの取引スタイルに最も近いものはどれでしょう?

多くの個人トレーダーは、自分の取引スタイルや傾向、自分に適した許容度を正しく認識できていません。あるトレーダーが、アメリカの長期予算案の問題点について書かれた記事を読んだとしましょう。それをうけて、保有していた米ドルを売りに出すことにしたとします。これは、取引としては正しいものだったかもしれませんが、そのトレーダーのリスク許容度に即したものだったかと言うと、そうとは限りません。

そもそもマクロ情報をもとに30pipsのストップやリミット注文を出すというのは、筋違いです。結果として吉か凶かが決まるだけであって、取引判断の材料としては根拠に欠けます。なぜなら、マクロ取引で本来の結果を得るには、最低でもポジションを6ヶ月以上保有し続ける必要があるからです。しかし、これだけの期間、利益確定を先延ばしできるだけの許容度と忍耐力を兼ね備えた個人トレーダーはそういません。このように、取引とその取引に伴う損失に対する許容度が相関関係にないケースが、多くの個人トレーダーの間で見受けられます。

 

2. 自己規律を守る

 

トレード関連の書籍の多くが、「規律」について述べています。ここで言う「規律」とは、「取引を行う前にその出口戦略を決めておく」という事です。新規注文を出す際は、同時にストップとリミットを設定しておくことが重要です。こうすることで、迷いを断ち切り、頭を切り替えることができます。

相場が思惑通りの動きを見せ、当初の目標値に到達したにも関わらず、さらなる利益を狙って決済を先延ばしにしてしまうトレーダーをたくさん目にしてきました。彼らの考えはこうです。「まだいける。ここで利益確定するのはまだ早い。」このようなトレーダーの多くは、その後、相場が下降トレンドに転じても、過去の実績にとらわれ元の高値に戻るまで利益確定することを躊躇してしまいがちになります。これが、利益が損失へと変わるターニングポイントです。相場が、当初定めたストップ値に達した場面においても「あと20pips分だけ様子を見て、それでも下降を続けるようであれば、その時は決済する。」といったことを繰り返すトレーダーも多く見てきました。

ディーラーの間でよく知られた格言に「最初の損失が、最小の損失である。」というものがあります。待つことが賢明な判断である場面ももちろんあります。しかし、トレーダー人生を長い目で見た場合、利食いと損切りのラインを正しく定め、出口戦略を事前に明確にしておくことが堅実な成功法と言えるでしょう。

 

3. 極端を避ける

 

取引をしてきた中で、良かった時期を自分の最高のパフォーマンス、悪かった時期を最低のパフォーマンスとして捉えているトレーダーがいます。そのような思考では、トレーダーとしてやっていくことはできません。真のトレーダーというものは、良い日もあれば悪い日もあるという現実をきちんと理解しています。メジャーリーグの首位打者ですらヒットを出す確率は、30%程度です。このパーセンテージが物語るように、現実はそれほど良い日ばかりではありません。目的はただ一つ、利益を出すことです。好調期に調子に乗って取引量を増やし、それに伴いリスク許容度まで高めてしまうと、転換期を迎えた際に危険にさらされます。このタイミングで、リスク許容度を低下させれば危険を回避することができますが、多くの場合、その措置がとられません。その結果、多くのトレーダーが損失を出すことになります。

ここに述べた基本を守ることができれば、日々変動するマーケットを相手に長きに渡りトレーダー人生を楽しむことができるでしょう。それができないとなると、大きなチャンスを逃すことになります。

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