ベストなリクイディティプロバイダーの選び方 その1

by Forexware Team

Fri Sep 2, 2016


ベストなリクイディティプロバイダーの選び方 その1
スプレッド、約定率、レイテンシー

 

「タイトなスプレッド=最良のリクイディティ」と思われがちですが、ビジネスモデルによっては、必ずしもタイトなプライスが最良の条件とは限りません。自分のビジネスモデルに最も適したストリームを選定する際に忘れてはならないのが、今から挙げる3つの要素です。1.スプレッド 2.約定率 3.レイテンシー(遅延速度)

 

この3つの内、2つを確保することが出来たとしても、3つを全て満たす環境を確保することは至難の業です。タイトなスプレッドを求めようとすると、多くの場合、高レイテンシーや約定率の低下を伴います。反対に安定した約定率を優先しようとすると、レイテンシーとスプレッドがやや不利に、また、スピードを優先しようとすると、約定率とスプレッドがやや不利になりがちです。

 

また、この3つの内、デモ取引からトレーダーが体感できるのは、スプレッドのみです。デモ取引では、実際に取引を行った際に生じうるレイテンシーや本来の約定率まではわかりません。なぜなら、デモ口座から出された注文は、リクイディティプロバイダーへは飛ばされないからです。注文がマーケットに届かない限り、そこにはスリッページもリジェクトも発生しません。全ての注文が即座に約定するデモ環境でのテスト運用は、スリッページやリジェクトを伴う実際の取引結果を検証するツールとしては、あまり意味を成さないのが実情です。

 

そこで、最適なリクイディティプロバイダーを選ぶ際に大切になってくるのが、自分のビジネスモデルにとってこの3つの要素のうち最も重要なものを、トレーダーの取引スタイルに基づき見極めることです。例えば、高頻度取引を多く扱う場合は、低レイテンシーと高い約定率が、また、マクロ取引が中心となる場合は、スプレッドと約定率が重要になってきます。

 

最も望ましい方法としては、トレーダーのニーズに応じて複数のストリームを用意できるリクイディティプロバーダーと提携を結ぶことです。スプレッド、約定率、レイテンシーそれぞれを最重視した3つの異なるストリームを提供してもらうことができれば、各トレーダーをその取引スタイルに適したストリームに繋ぐことができます。このようにトレーダーのニーズとストリームを適切にマッチングすることで、各トレーダーにより良い取引環境を提供することが可能となります。