スプレッド – 見た目に騙させないように

by Forexware Team

Fri Sep 8, 2017


ここ1年でFXブローカーや業者向けのリクイディティプロバーダーの間で新しいマーケティングの手法を目にすることが増えました。それは、FXの市場を歪ませ、顧客の期待を欺くものです。その「ティーザー・スプレッド」とでも呼ぶべき手法は、以下のような仕組みになっています。

 

ブローカーないしリクイディティプロバーダーから最良気配値として非常にタイトなスプレッドが表示されます。しかし、そのベストプライスの数量は極端に少なく設定されており、実際にはその価格で約定することがほぼ不可能な状況が作りあげられているのです。結果、そのベストプライスで約定されると見込んで発注されたオーダーのほとんどに不利なスリッページが生じ、前もって伝えられていた価格よりも広いスプレッドを支払わされることになるのです。この現象をとらえた例を数ある中から一部ご紹介しましょう。これらは、大手ブローカーやリクイディティプロバーダーから実際に配信された過去のライブ価格情報です。

 


例1

ここでは、EURUSDのベストプライスのスプレッドが0.3ピップスと表示されています。しかし、その数量は、ビッドで100K(=100,000=1標準ロット)、アスクで300K(=300,000=3標準ロット)とごく少量です。この数量では、この特定のタイミングで同時に市場に参加している数百から数千人単位のトレーダーの数を考えると、ベストプライスで約定することはまずないと言っても良いでしょう。

 

ワンクリックで3標準ロット以上の注文をするトレーダーにいたっては、十分な流動性が確保されていないため確実にスリッページが生じることになります。2標準ロットの場合ですら、事前に提示されていたスプレッドの2倍弱にあたる0.5ピップス(1.31819-1.31814)のスプレッドを支払わされる結果となります。

 


例2

こちらも、よく知られているリクイディティプロバイダーによるものです。GBPUSDのベストプライスのスプレッドが0.4ピップスとなっていますが、その数量は、ビッドで500K(5標準ロット)、アスクで600K(=6標準ロット)と少量です。

 

5標準ロット以上の注文が一度にリクイディティプロバイダーに送られた場合、スプレッドは、ベストプライスより5割増しの0.6ピップス(1.65998-1.65992)になります。

 


例3:MT4のデプス・オブ・マーケット(板情報)

新規顧客獲得のためにこのような「ティーザー・スプレッド」を用いるリクイディティプロバイダーやブローカーとは違い、フォレックスウェア・マーケッツでは、適正な価格の配信と公正な約定をお約束するため、板情報には最低でも10標準ロット以上供給可能なプライスを表示するよう定めています。それこそが、トレーダーの皆様が求める透明性の高い真のリクイディティと言えるのではないでしょうか。このポリシーが故に業界最狭のスプレッドをご用意できない場合があるのも事実です。しかし、フォレックスウェア・マーケッツの誇る深い流動性によってもたらされる約定力にはご満足いただけることと確信しています。

 

フォレックスウェアでは、FXビジネスに関する相談を随時承っています。ご相談は無料です。是非、お気軽にお問い合わせください