エキスパートアドバイザーの戦略に適したブローカーを選ぶ際のポイントとは

by Forexware Team

Mon Jul 31, 2017


エキスパートアドバイザー(Expert Advisors)とは、MT4上での分析、および取引を特定のルールに従い自動的に行うアドオンの自動売買プログラムです。EAを利用することで、刻一刻と変動するマーケットを常にモニターすることが可能となり、それにより取引チャンスを逃すことなく迅速な取引を行うことができます。そんな数あるEAの中でも人気のあるものをいくつかご紹介しましょう。それぞれの戦略に適した取引期間をわかり易くするため、ここでは、時間足を以下のとおり分類しました。

短期:1M=1分足、5M=5分足チャート

中期:M15=15分足、M30=30分足、H1=1時間足チャート

長期:H4=4時間足、D1=日足、W1=週足、MN=月足チャート

 

テクニカル分析 / インジケーター:チャートやテクニカル指標に基づきポジションの取得や決済を行うことで利益を狙います。人気のあるインジケーターには、以下のようなものがあります。

移動平均、MACD、モメンタム、ローソク足、ストキャスティックス 等

–       期間:短期、中期、長期

–       取引量:中規模

 

アービトラージ:2つの異なるブローカーを使って同じ通貨ペアの売りと買いの取引を行いその価格差から利益を狙います。割安なレートで買い取引を行い、割高なレートで売り取引を行った後、売りと買いの価格差が縮まった時点で反対売買を行います。

–         期間:短期

–         取引量:大量

 

スキャルピング:大量の取引を行うことで小さな価格変動から生じる利益を狙います。長期の変動に比べ短期の小さな価格変動はトレンドを把握し易いとの判断に基づいた戦略で、1日に2~3件から数百件の取引を行います。

–       期間:短期

–       取引量:大量

 

ヘッジ / グリッド:基準となる価格から上下に等間隔の値幅を持たせた売りと買いのオーダーを出すことで、為替市場にみられる通常のボラティリティから利益を得ようとする戦略です。一般的には10、または15pipsの値幅でポジションをとるよう設定します。

–         期間:短期、中期、長期

–         規模:中規模~大規模

 

ドル・コスト平均法(マーチンゲール法):定額の注文を定期的に継続して行う戦略です。レートが有利な時は取得される数量が多めになり、不利な時は少量になるため、一定の数量を定期的に注文する場合と比べ、平均的な取得額が分散されます。

–       期間:中期、長期

–       取引量:中規模~大規模

 

お好みのEAのプログラミング、または選択が完了したら、次にどのブローカーと取引を行うかを決める必要があります。FXブローカーにはそれぞれ異なった特色があり、その特色がお客様のEAにとってプラスに働く場合とそうでない場合があります。そこで、お客様のEAにとって最も適したブローカーを選択する際に考慮すべきポイントをいくつかご案内します。

 

接続性、約定スピード:発注したオーダーがブローカーに届くまでに要する時間が長くなればなるほど、希望価格で約定される確率が低くなります。注文を受信し確定するまでにブローカーが要する速度は何ミリ秒か? VPSが無料で提供されるか? これらの取引環境は、ブローカーを選択する際に重要なポイントとなります。

 

Last Lookか No Last Lookか:Last Lookの場合、定められた制限時間内に限りブローカーが自らの裁量により取引を拒否することができます。No Last Lookの場合、この拒否権はなく、リクイディティプロバイダーからクォートの提示を受けた場合、その価格で取引を行わなければなりません。この場合、希望価格が他者により先に奪われると取引が却下されてしまいます。これに対し、Last Lookの場合、スリッページが生じる可能性はあるものの注文は約定します。

 

マーケットデプス、板情報:特定の価格に対し市場にどれだけの買い手と売り手がいるかを示します。取引を行うにあたり、適切な注文量を見極める際に重要なポイントとなります。

 

スキャルピング規制:ブローカーによっては、高頻度取引や短期売買を認めていないところがあります。スキャルピングを規制しているブローカーの場合、お客様のEAが予想通りに機能しないことが考えられます。

 

ディーリングデスク / STP:ディーリングデスクのブローカーは、顧客との取引を自身の裁量で約定、保持します。それに対しSTPを採用するブローカーは、顧客との取引を銀行や大手リクイディティプロバイダーへ流します。EAで自動売買をする際の取引相手が誰なのか、またその取引相手の信用度がどの程度のものかについて見定めることが重要です。

 

バックテスト:ブローカーの過去の取引データを用いて、選択したEAを実行した場合にどのような成績結果がもたらされるかデモテストを行います。ブローカーの過去のデータは、同等のリクイディティのもと選択したEAがどのように機能するかを確認するのに重要なポイントとなります。

 

レバレッジ:顧客の預託金/エクイティに対してブローカーによりレバレッジが与えられます。レバレッジの倍率は、ブローカーによって異なります。レバレッジが200:1未満の場合はSTPブローカー、200:1以上の場合はディーリングデスクというのが判断の目安となります。取引相手がどのようなタイプのブローカーかを理解することに加え、EAが機能するために必要なレバレッジがきちんと提供されているかを確認しましょう。

 

コミッション、スプレッド:ブローカーが取引毎に課す手数料をコミッション、ブローカーが提供するbidとoffer (ask)の価格差をスプレッドと言います。過度のスプレッドやコミッションによりバックテストでは良い成績を残したEAの場合でも、予想通りの結果が得られないことがあるため取引にかかるコストを把握しましょう。

 

ご自身で戦略をプログラミングする、もしくは数あるEAの中からお好みのEAを購入することは、取引戦略構築の第一歩に過ぎません。お客様の戦略に最も適したブローカーやリクイディティプロバーダーを選択することもEAの選択と同様に非常に重要です。

 

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