リテールFXブローカーが必要としているものとは?

by Forexware Team

Mon Mar 27, 2017


先日開催されたiFX Expoに参加するため香港に行ってきました。リテールFXのコミュニティにとって、キプロス、ならびに香港で開催されるエキスポは、業界内での交流を深める場として非常に重要な役割を果たしています。会場内で繰り広げられるパネルディスカッションから得ることもたくさんあります。しかし、そんな中、私が一番興味深いと感じたのは、会場外で交わされた会話の数々でした。過去のエキスポでは、リクイディティやテクノロジーソリューションについての会話が中心だったのですが、今年は会話の内容に変化がみられました。今まで以上に規制についての話題が多く上がったのです。

 

私が話したブローカーの多くは、規制環境下での運営を望んでいると口にはするものの、昨今の主要な規制当局らによる動きは、市場の成長を促すどころか、FX業界にダメージを与えはじめていると嘆いていました。適切な監督によりエンドユーザーである顧客を保護しつつも、ブローカーには、顧客が求める取引環境を提供できるだけの自由度を与えなければならない規制・監督という役目が、いかに大変かということは、我々も十分承知しています。真の問題は、規制に変更が生じた際に、規制当局が本来の対象であるエンドユーザーでなく、自らの立場を守ろうとするところにあります。

 

レバレッジやインセンティブへの制限をはじめ、営業行為や宣伝活動に対する規制を設けられた例をたくさん目にしてきました。これらの規制を評価するエンドユーザーがいる一方で、この傾向を非常に問題視しているエンドユーザーがいることもまた事実です。リテールFX業界には異なる多様な需要があるのです。ブローカーは、コンプライアンスに則りつつも、そんな多様な要望に応えられるよう顧客が求める取引環境を提供する術を日々模索してきました。しかし、近年の規制強化により、それも難しくなってきました。私が話したブローカーの中には、今までと同様の条件で取引を続けるためにも規制にとらわれない環境を求める声が顧客の中からあがってきていると訴える人までいました。

 

さて、タイトルにある「リテールFXブローカーが必要としているものとは?」という質問の答えですが、それは、顧客の経験値に見合った段階的なレバレッジとインセンティブの提供を可能にする枠組みです。無規制の環境下で顧客に取引を行わせるよりも、レバレッジに段階を設けることで適度に自由度を与える方が、顧客保護の観点から見てもよっぽど理にかなっていると言えるでしょう。

 

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